春眠暁を覚えず…。
大辞林には、春の夜は短い上に寝心地良く、暁になってもなかなか目が覚めないとあります。
が、実は
寒くて身体が緊張する冬は交感神経が優位に働きます。
それが、暖かい日が増える季節の変わり目に、副交感神経が優位になり、
身体がリラックスモードになって、眠くなってしまう。というメカニズムなのです。
自然な事なので仕方がないですよね😉
それでも、どうしてもシャキッとしたい方は
頭のてっぺんの百会、手のひらの真ん中辺り老宮、
手首横シワの中央から指三分本肘寄りの内関を押してみてください。
すっきりしますよ😁
そして、八段錦❗調子の悪いときは
是非、六段、八段を
本当は身体の弱い私はずいぶん助けてもらっている気功です😆🎵🎵
滋賀県大会
☆日時
2016年5月8日(日)
開会 13時~16時 受付 12時半~
☆場所
野洲市総合体育館 tel 077-587-3477
☆持ち物
楊名時太極拳Tシャツ 黒パンツ 上靴 下靴を入れる袋
お弁当 飲み物 おやつ😁
飲食は一階ロビー、お天気がよければ外でもできます。
バスの方は、着いてからの時間を考えるとバスの中で頂いた方が、ゆっくりできると思います🙇
現地に自動販売機もあります🎵
【バス 停留所 到着時間】
大津京駅 10時20分 駅ロータリーイオン側
比叡山坂本駅 10時35分 駅ロータリーに向って右側
おごと温泉駅 10時45分 駅ロータリーサークルK側
米プラザ 11時 前回と同じ
野洲市総合体育館 12時20分 到着予定です。
バス会社から指定された到着時間となりますが、大分余裕があると思います。
米プラザでトイレ休憩をとってあります。
バスの料金はお一人様1300円になりました。
当日、帰路バス内での集金となります(担当 村上準師範)
古川師範が補助をしてくださり、この金額になりました。
参加人数が多いほどお得になりますので、次回はもっと多くの皆さんが参加してくださると嬉しいです😉💖
バスの停留所の代表者様、お手数ですが朝、人数確認をお願いします
皆様、楽しい1日にしましょうね❤
それでは、当日お待ちしております❗
このバスです🙋
2016年4月25日月曜日
2016年4月20日水曜日
行ってきました!大阪研修会
桜舞い散る晴天の、4月10日日曜日に指導員以上14名で、
楊 慧先生ご教授の大阪研修会に行って参りました。
関西地区の楊名時太極拳門下生が約350名ほど集まりました。
前半は講義、後半が実技で八段錦と二十四式を全員で行いました。
狭いながらも、慧先生のご指導のおかげで八段錦は全て集中して、深く行えました。
きっと皆さんの良い気のおかげもあったと思います。
さすがに二十四式は二組に分かれて行いましたが、ぶつからないようにというのが先に来てしまい、無我無心というわけにはいきませんでした。
が、皆さんの太極拳をじっくり見せていただけたのがとても勉強になりました。
講義も大変、勉強になりました。
その中でも特に心に残った事を抜粋させていただきます。
太極拳とは
まず身体が弛んでいること。
身体を楽に柔らかくすると心も楽に柔らかくなります。
虚と実があり、なめらかにスムーズな連動運動であること。
腰を中心とした円運動であること。
心 息 動を意識すること。
眼と動きを連動させること。
そして、
他人と比べる必要はないこと。
それぞれの太極拳でよいのだということ。
これは健康太極拳である楊名時だけの真理かもしれませんが、私はこの考え方が一番好きです。
太極拳は、こうでなければしてはいけない。ではないのです。
老若男女、身体の調子に合わせて行っていいのです。
そして、これは生き方のアドバイスとして
一怒一老
一笑一若
読んで字のごとく
嫌な想いに囚われていると老いてしまいますよ。
楽しみながら身体中で微笑むように太極拳をしましょう🎵
楊 慧先生ご教授の大阪研修会に行って参りました。
関西地区の楊名時太極拳門下生が約350名ほど集まりました。
前半は講義、後半が実技で八段錦と二十四式を全員で行いました。
狭いながらも、慧先生のご指導のおかげで八段錦は全て集中して、深く行えました。
きっと皆さんの良い気のおかげもあったと思います。
さすがに二十四式は二組に分かれて行いましたが、ぶつからないようにというのが先に来てしまい、無我無心というわけにはいきませんでした。
が、皆さんの太極拳をじっくり見せていただけたのがとても勉強になりました。
講義も大変、勉強になりました。
その中でも特に心に残った事を抜粋させていただきます。
太極拳とは
まず身体が弛んでいること。
身体を楽に柔らかくすると心も楽に柔らかくなります。
虚と実があり、なめらかにスムーズな連動運動であること。
腰を中心とした円運動であること。
心 息 動を意識すること。
眼と動きを連動させること。
そして、
他人と比べる必要はないこと。
それぞれの太極拳でよいのだということ。
これは健康太極拳である楊名時だけの真理かもしれませんが、私はこの考え方が一番好きです。
太極拳は、こうでなければしてはいけない。ではないのです。
老若男女、身体の調子に合わせて行っていいのです。
そして、これは生き方のアドバイスとして
一怒一老
一笑一若
読んで字のごとく
嫌な想いに囚われていると老いてしまいますよ。
楽しみながら身体中で微笑むように太極拳をしましょう🎵
2016年4月4日月曜日
お知らせ🌸🌸
桜花らんまんの季節を迎えました
皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます
さて、来月5月8日日曜日には
滋賀県支部創立五周年記念大会が開催されます
この度は東京本部より、副理事の楊 慧先生、佐藤如風先生をお迎えして、ご指導していただけることになりました
貴重な機会ですので、是非ご参加くださりますようお待ちしております
楊 慧先生のご活躍の一部をご紹介致します
よろしかったら以下のリンクをご覧くださいね
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2015/11/1126.html
皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます
さて、来月5月8日日曜日には
滋賀県支部創立五周年記念大会が開催されます
この度は東京本部より、副理事の楊 慧先生、佐藤如風先生をお迎えして、ご指導していただけることになりました
貴重な機会ですので、是非ご参加くださりますようお待ちしております
楊 慧先生のご活躍の一部をご紹介致します
よろしかったら以下のリンクをご覧くださいね
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2015/11/1126.html
2015年6月1日月曜日
箱根の研修と師範審査を終えて
この時期には珍しくキリッと構える皐月の富士山と、かなり珍しい大涌谷の噴煙に迎えられました。
初めての箱根研修は、ワクワクとドキドキの入り混じった不思議な感覚でスタートしたのです。新緑のとびっきり美しい道中は、古川師範が同行してくださったので、不安なく箱根観光気分を味わいながらも、翌日の師範審査を想像すると身が引き締まる、そんな繰り返し。会場である花月園に到着したのは、京都出発から4時間後でした。
受付を終え、人生の先輩方に混じると真新しい胴着は少し気恥ずかしくもありましたが、鶯の声がこだまする青空の下では、いつの間にか先輩も後輩もなくお互いの写真撮影を楽しんでいました。
さあ、レイクアリーナ箱根にて1日目の研修の始まりです。
14時:360人での太極拳、八段錦、百花拳は言うまでもなく壮大。学びを重ねてこられた人生の先輩方の決して踏ん張っていない、上手に力を抜いたからこその腰の低さを目の当たりにして、感動と自分の未熟さを痛感しました。
それでも、さすがに指導員以上の方々との「気」は気持ちいい!
全員が胴着で一体感があったこともそうなのでしょうが、味わったことのない充実感が心にも体にも染み入るのをはっきり感じました。
16時30分:3か所に分かれている宿泊先の一つパレスホテルへ移動し、夕食会場では人生の先輩方の経験談や、同じく師範審査を翌日に控えた仲間の方々との和やかな会話と美味しい食事で心もお腹も満腹。本音は早くに休んで明日に備えたいところですが、レイクアリーナに戻り、夕食後の交流会に参加しました。
各委員会からの今年度の活動内容が報告されました。恥ずかしながら6つの委員会があることをこれまで認識していなかった私には、各委員会の取り組みについては興味深いものがいくつかありました。これについては改めて機会があれば触れましょう。
夜遅くまでの研修の中で、「人生に老後はない、だから生きていくための太極拳がある」私の心をもっとも揺さぶった言葉です。その中身の一つは「息をするとは、息をしていること、生きていること」「気力は眼(まなこ)に出る」「教養は声に出る」「性格は顔に出る」など、170もの教室に3000人の生徒を抱える愛知の土田師範のお話でした。
部屋に戻ってからは、緊張を避けるために和やかな会話で、翌日の師範審査について一言も助言をされなかった古川師範の優しさのおかげでグッスリでした。
師範審査当日は、朝5時半起床で始まりです。
朝陽を浴びようとカーテンを開けると、窓の下では数人が太極拳を舞っているではないですか。さすがに焦りました。6時半からの早朝練習だけでは師範審査に十分では無いのかと。しかし、鶯や野鳥のさえずりの中、野外での早朝練習を数百人で舞っていると焦りは消え、箱根という場所が生み出す特別な爽快感に包まれました。その一方、大涌谷の噴煙がすぐそこに見え、上空を旋回するヘリに緊張していたのも確かです。
9時:朝食を済ませ、荷物をまとめてレイクアリーナへ移動。黒帯でギュッと気持ちを引き締め、いよいよ師範審査へ向かいます。
今回審査を受けるのは115名。壁に貼り出された3グループの名簿をたどると最後のCグループ28番目に名前を見つけました。
各38名のAグループ、Bグループの審査が静粛なアリーナで進み、私の名前が呼ばれ「はい!」と大きくハッキリとした声で息を吐き、右手を高く上げ自分を奮い立たせ誘導された位置へ向かうと、2階席からこちらを見守る古川師範の笑顔をみつけ「いつもの通りに。楽しんでやれば大丈夫。」と、審査前に頂いた温かい応援の言葉にも後押しされ、少しばかりホッとして力みは緩み、いよいよ開始です。
91歳とは思えぬ今井治師範の先導に驚きながら、なんと表現すればいいのか「ザザザーッ」と胴着の動く音、「キュキュッ」と足が床をこする音だけが響き渡り、見知らぬ仲間と息を合わせ、同志のような気持ちで心地よい緊張が全身を駆け巡る充実感に包まれました。 それは、今日この場でしか味わえない特別なものとして生涯忘れられそうにありません。
終わるとすぐに、見守ってくださった皆様方の拍手が嬉しくてたまりませんでした。
総評として、楊慧先生からは「皆さん、よくここまで頑張りました。でも皆さんがここで審査を受けれたのは、皆様を指導し育ててくれた先生方がいたからです。初心者に教えるのは本当に大変なこと。名簿にはそれぞれを指導してきてくださった先生の名前が書かれていたのですよ。皆様もよき指導者としてこれから一緒に励みましょう。」と。
楊進先生からは「全体に雑味がなくよかった。雑味がないとは上手く心と体が緩んで力が抜けていたということ。」「全員合格おめでとう!!」張り詰めていた感情と感動が一気に吹き出て、不覚にも「わーっ」と大声を出して泣いてしまい、周りの新米師範にも涙が伝染していきました。箱根という場所が持つ力も影響したのでしょうか?思い出しても自分のそんな感情に驚くばかり。太極拳が本気で好きなようです。
経験と継続を重ね続けたその上に「心と技」は磨かれているのだと、人生の先輩方のお姿が教えてくださいました。自分自身を磨いていく道は、学ぶことを怠らず、たゆまぬ努力次第で自分にしか築けないのだと強く感じています。ご指導いただいた先生、尊敬する先輩、ともに励む素敵な仲間のおかげで無事に師範審査を終了できた大山です。皆様、本当にありがとうございました。まだまだ未熟ですが、あったかい仲間に囲まれ幸せ!という気持ちを大切に、「伝えることは、学ぶこと!」経験と継続を重ね太極拳を楽しんでいきます。「健康、友好、平和」自分軸をあらためて正し、新米師範の第一歩が始まります。
初めての箱根研修は、ワクワクとドキドキの入り混じった不思議な感覚でスタートしたのです。新緑のとびっきり美しい道中は、古川師範が同行してくださったので、不安なく箱根観光気分を味わいながらも、翌日の師範審査を想像すると身が引き締まる、そんな繰り返し。会場である花月園に到着したのは、京都出発から4時間後でした。
受付を終え、人生の先輩方に混じると真新しい胴着は少し気恥ずかしくもありましたが、鶯の声がこだまする青空の下では、いつの間にか先輩も後輩もなくお互いの写真撮影を楽しんでいました。
さあ、レイクアリーナ箱根にて1日目の研修の始まりです。
14時:360人での太極拳、八段錦、百花拳は言うまでもなく壮大。学びを重ねてこられた人生の先輩方の決して踏ん張っていない、上手に力を抜いたからこその腰の低さを目の当たりにして、感動と自分の未熟さを痛感しました。
それでも、さすがに指導員以上の方々との「気」は気持ちいい!
全員が胴着で一体感があったこともそうなのでしょうが、味わったことのない充実感が心にも体にも染み入るのをはっきり感じました。
16時30分:3か所に分かれている宿泊先の一つパレスホテルへ移動し、夕食会場では人生の先輩方の経験談や、同じく師範審査を翌日に控えた仲間の方々との和やかな会話と美味しい食事で心もお腹も満腹。本音は早くに休んで明日に備えたいところですが、レイクアリーナに戻り、夕食後の交流会に参加しました。
各委員会からの今年度の活動内容が報告されました。恥ずかしながら6つの委員会があることをこれまで認識していなかった私には、各委員会の取り組みについては興味深いものがいくつかありました。これについては改めて機会があれば触れましょう。
夜遅くまでの研修の中で、「人生に老後はない、だから生きていくための太極拳がある」私の心をもっとも揺さぶった言葉です。その中身の一つは「息をするとは、息をしていること、生きていること」「気力は眼(まなこ)に出る」「教養は声に出る」「性格は顔に出る」など、170もの教室に3000人の生徒を抱える愛知の土田師範のお話でした。
部屋に戻ってからは、緊張を避けるために和やかな会話で、翌日の師範審査について一言も助言をされなかった古川師範の優しさのおかげでグッスリでした。
師範審査当日は、朝5時半起床で始まりです。
朝陽を浴びようとカーテンを開けると、窓の下では数人が太極拳を舞っているではないですか。さすがに焦りました。6時半からの早朝練習だけでは師範審査に十分では無いのかと。しかし、鶯や野鳥のさえずりの中、野外での早朝練習を数百人で舞っていると焦りは消え、箱根という場所が生み出す特別な爽快感に包まれました。その一方、大涌谷の噴煙がすぐそこに見え、上空を旋回するヘリに緊張していたのも確かです。
9時:朝食を済ませ、荷物をまとめてレイクアリーナへ移動。黒帯でギュッと気持ちを引き締め、いよいよ師範審査へ向かいます。
今回審査を受けるのは115名。壁に貼り出された3グループの名簿をたどると最後のCグループ28番目に名前を見つけました。
各38名のAグループ、Bグループの審査が静粛なアリーナで進み、私の名前が呼ばれ「はい!」と大きくハッキリとした声で息を吐き、右手を高く上げ自分を奮い立たせ誘導された位置へ向かうと、2階席からこちらを見守る古川師範の笑顔をみつけ「いつもの通りに。楽しんでやれば大丈夫。」と、審査前に頂いた温かい応援の言葉にも後押しされ、少しばかりホッとして力みは緩み、いよいよ開始です。
91歳とは思えぬ今井治師範の先導に驚きながら、なんと表現すればいいのか「ザザザーッ」と胴着の動く音、「キュキュッ」と足が床をこする音だけが響き渡り、見知らぬ仲間と息を合わせ、同志のような気持ちで心地よい緊張が全身を駆け巡る充実感に包まれました。 それは、今日この場でしか味わえない特別なものとして生涯忘れられそうにありません。
終わるとすぐに、見守ってくださった皆様方の拍手が嬉しくてたまりませんでした。
総評として、楊慧先生からは「皆さん、よくここまで頑張りました。でも皆さんがここで審査を受けれたのは、皆様を指導し育ててくれた先生方がいたからです。初心者に教えるのは本当に大変なこと。名簿にはそれぞれを指導してきてくださった先生の名前が書かれていたのですよ。皆様もよき指導者としてこれから一緒に励みましょう。」と。
楊進先生からは「全体に雑味がなくよかった。雑味がないとは上手く心と体が緩んで力が抜けていたということ。」「全員合格おめでとう!!」張り詰めていた感情と感動が一気に吹き出て、不覚にも「わーっ」と大声を出して泣いてしまい、周りの新米師範にも涙が伝染していきました。箱根という場所が持つ力も影響したのでしょうか?思い出しても自分のそんな感情に驚くばかり。太極拳が本気で好きなようです。
経験と継続を重ね続けたその上に「心と技」は磨かれているのだと、人生の先輩方のお姿が教えてくださいました。自分自身を磨いていく道は、学ぶことを怠らず、たゆまぬ努力次第で自分にしか築けないのだと強く感じています。ご指導いただいた先生、尊敬する先輩、ともに励む素敵な仲間のおかげで無事に師範審査を終了できた大山です。皆様、本当にありがとうございました。まだまだ未熟ですが、あったかい仲間に囲まれ幸せ!という気持ちを大切に、「伝えることは、学ぶこと!」経験と継続を重ね太極拳を楽しんでいきます。「健康、友好、平和」自分軸をあらためて正し、新米師範の第一歩が始まります。
2015年5月 楊名時太極拳師範 大山芳乃
2015年4月1日水曜日
楊慧先生をお迎えして 関西フロック春の集い(2015年3月8日 大阪国際会議場にて)
まず、楊慧先生のお話から始まりました。太極拳を始めた動機や目的は人それぞれだと思うけれど、初心者も経験者も一緒に心を合わせて舞うこと、「同心協力」が大切であるということ。
大勢の仲間たちとの交流の場で得られるいろいろな思いや体験は、次の自分の力として備わり、何度も稽古して積み重ねることの大切さ、「継続は力なり」ということ。
また、ただ立っているように見える「立禅」にはとても深い意味があり、下半身を安定させ上半身はゆったりさせる。吸う息より吐く息を長くし腹式呼吸を行い、上下前後左右の姿勢を整えて立つ。それが上虚下実につながっているということ。
そして太極拳の極意である「心・息・動」、調和を取りながら姿勢を整えて動くことなど、慧先生の体験と経験に基づくいろいろなお話が次から次へと続きました。
中でも私が特に興味深く思ったのは、慧先生が おっしゃった「陰陽相互い」という、すべてのものは陰と陽に分けられるが、それらは相反するものではなく、相対的な関係にあるというお話でした。太極拳がどのようにして生まれ、今日に伝えられてきたかということを考えると、太極拳の奥深さを改めて感じることができました。
今回の研修会では、初めての試みとして師範審査がありました。15名の受験者が慧先生、関西ブロック の各支部長、副支部長の前で、また今回の研修会の参加者も見守る中で行なわれました。審査後、慧先生が15名の方全員の合格を発表されると、息ができないほどの緊張感に包まれていた会場が、一気に和やかな空気に変わり、みんなが各々に自分に置き換えて受験者を見守っていたのが伝わってきました。
最後に八段錦と24式は、会場の関係で半分ずつの人数で実技を行ないました。まわりには長く経験を積んだ大ベテランの方や、自分の思い思いの動きをされている方など、さまざまな太極拳に触れることができ、大変勉強になりました。また機会があれば、どんどんこのような研修会に参加したいと思います。
(K.U.)
大勢の仲間たちとの交流の場で得られるいろいろな思いや体験は、次の自分の力として備わり、何度も稽古して積み重ねることの大切さ、「継続は力なり」ということ。
また、ただ立っているように見える「立禅」にはとても深い意味があり、下半身を安定させ上半身はゆったりさせる。吸う息より吐く息を長くし腹式呼吸を行い、上下前後左右の姿勢を整えて立つ。それが上虚下実につながっているということ。
そして太極拳の極意である「心・息・動」、調和を取りながら姿勢を整えて動くことなど、慧先生の体験と経験に基づくいろいろなお話が次から次へと続きました。
中でも私が特に興味深く思ったのは、慧先生が おっしゃった「陰陽相互い」という、すべてのものは陰と陽に分けられるが、それらは相反するものではなく、相対的な関係にあるというお話でした。太極拳がどのようにして生まれ、今日に伝えられてきたかということを考えると、太極拳の奥深さを改めて感じることができました。
今回の研修会では、初めての試みとして師範審査がありました。15名の受験者が慧先生、関西ブロック の各支部長、副支部長の前で、また今回の研修会の参加者も見守る中で行なわれました。審査後、慧先生が15名の方全員の合格を発表されると、息ができないほどの緊張感に包まれていた会場が、一気に和やかな空気に変わり、みんなが各々に自分に置き換えて受験者を見守っていたのが伝わってきました。
最後に八段錦と24式は、会場の関係で半分ずつの人数で実技を行ないました。まわりには長く経験を積んだ大ベテランの方や、自分の思い思いの動きをされている方など、さまざまな太極拳に触れることができ、大変勉強になりました。また機会があれば、どんどんこのような研修会に参加したいと思います。
(K.U.)
2015年2月12日木曜日
企業の健康推進活動事業に参画して
2月9日、10日の2日にわたり、「太極拳教室と比叡山延暦寺自由散策」という企画に、古川先生とともに参加させていただきました。
1日目の三菱電機 湖西荘で開かれた太極拳教室では、最初に30分の座学があり、先生がパワーポイントを使って、楊名時太極拳の紹介(競うスポーツではなく、心身の健康を目指す太極道であること)と独特の呼吸法(逆腹式呼吸)の説明をされました。
次に準備運動、気功第一段錦、第二段錦を行い、太極拳の基本である体重移動の練習をしました。
2日のみの教室ということで、24式は行なわず、「太極之華」(十字手~起勢~単鞭~雲手~単鞭~十字手~収勢)を繰り返し練習することになりました。
間には脳トレのゲームもはさみ、参加者の皆さまと楽しい時間を共有させていただきました。
2日目はバスで比叡山に上がり、延暦寺会館の広い畳の部屋で太極拳を行ないました。道場のようなキリッとした雰囲気の中で、「太極之華」を舞いました。
参加者8名の中には2名の太極拳経験者もおられたので、短い時間でしたが、とても全体がまとまった動きになりました。皆さまと心を一つにして舞うことができ、本当に感動しました。
ぜひ皆さまがこの教室をきっかけに太極拳への関心を深めてくださることを願っています。
1日目の三菱電機 湖西荘で開かれた太極拳教室では、最初に30分の座学があり、先生がパワーポイントを使って、楊名時太極拳の紹介(競うスポーツではなく、心身の健康を目指す太極道であること)と独特の呼吸法(逆腹式呼吸)の説明をされました。
次に準備運動、気功第一段錦、第二段錦を行い、太極拳の基本である体重移動の練習をしました。
2日のみの教室ということで、24式は行なわず、「太極之華」(十字手~起勢~単鞭~雲手~単鞭~十字手~収勢)を繰り返し練習することになりました。
間には脳トレのゲームもはさみ、参加者の皆さまと楽しい時間を共有させていただきました。
2日目はバスで比叡山に上がり、延暦寺会館の広い畳の部屋で太極拳を行ないました。道場のようなキリッとした雰囲気の中で、「太極之華」を舞いました。
参加者8名の中には2名の太極拳経験者もおられたので、短い時間でしたが、とても全体がまとまった動きになりました。皆さまと心を一つにして舞うことができ、本当に感動しました。
ぜひ皆さまがこの教室をきっかけに太極拳への関心を深めてくださることを願っています。
2014年12月20日土曜日
平成26年度審査
12月13日(土)に月の輪にて審査が行なわれました。
新富滋賀支部長をお迎えし、15名の方が緊張の面持ちで演舞されました。
無事に審査が終了した後、支部長からお話がありました。
ご自身の経験談と、楊名時先生がよく言われた「我為人人、人人為我」 という言葉を通して、継続することの大切さと、自分と皆の健康と幸せを願って太極拳を舞うことを教えていただきました。
審査を受けられた皆様、おめでとうございます!
今後も同心協力をモットーに、太極拳の輪を広げていきましょう。
新富滋賀支部長をお迎えし、15名の方が緊張の面持ちで演舞されました。
無事に審査が終了した後、支部長からお話がありました。
ご自身の経験談と、楊名時先生がよく言われた「我為人人、人人為我」 という言葉を通して、継続することの大切さと、自分と皆の健康と幸せを願って太極拳を舞うことを教えていただきました。
審査を受けられた皆様、おめでとうございます!
今後も同心協力をモットーに、太極拳の輪を広げていきましょう。
2014年11月27日木曜日
心・息・動ー心身のトータルケアをめざしてー 市民公開講座に参加して
秋晴れの10月25日(土)、なら100年会館にて行なわれた日本呼吸ケア・リハビリテーション
学会による市民公開講座に、湖西太極拳クラブから数名で参加いたしました。
日本健康太極拳協会の関西ミッションの一つであり、楊慧先生、帯津先生の講演もあって、
楊名時太極拳同好の多くの方々が集まり、会場は満員で熱気が溢れていました。
講演 1. 呼吸器の病気と「心・息・動」 (木村 弘 先生)
息切れを生じる主な病気・・・心不全、貧血、慢性閉塞性肺疾患(たばこ肺)、膠原病等
<症状> 身体の酸素濃度が低下、肺がうまく働かなくなり予備力が低下。
COPD(たばこ肺)では肺が大きくなって、心臓が滴状心といわれ るように細長くなる。肺の細胞が破壊され、息が吐きにくくなって、 肺が膨張して戻らなくなる。
運動することで身体に弱い炎症が起こる。普段あまり運動をしていないと、少しの運動
で炎症反応が急激に高くなる。持続性運動を行なうことで順応反応が起こり、炎症を
抑える。
COPDにおける負のスパイラル(呼吸困難→出不精→身体能力の低下→抑
うつ)から抜け出すために、日常できる軽い運動、呼吸を意識した運動がとても
大切である。
「心・息・動」を重んじる八段錦、太極拳は心、体を養う方法としてとても良いものです。
講演 2. 楊名時八段錦・太極拳で生き生きと ! ! (楊 慧 先生)
十字手から起勢までと、第一段錦を行ないました。
姿勢は背筋、首筋を伸ばし力を抜くこと。鼻から吸って鼻から吐く、深く長い呼吸を
心がけるなど、基本を確認しました。
講演 3. 攻めの養生法としての呼吸法 (帯津 良一 先生)
体を労わり、病気を防ぐ守りの養生ではなく、日々内なる生命場のエネルギーを高め、
外に対しては粋に生きる攻めの養生が大切であると話されました。
講演 4. たくましく生きるための呼吸 (本間 生夫 先生)
呼吸で心を癒し、体をリラックスさせる一つの方法として<ラッタッタ呼吸体操>を紹介
されました。東北の小学校で実演されたビデオに合わせ、会場の皆さんで楽しく実践し
ました。
(報告: H.S.& R.M.)
学会による市民公開講座に、湖西太極拳クラブから数名で参加いたしました。
日本健康太極拳協会の関西ミッションの一つであり、楊慧先生、帯津先生の講演もあって、
楊名時太極拳同好の多くの方々が集まり、会場は満員で熱気が溢れていました。
講演 1. 呼吸器の病気と「心・息・動」 (木村 弘 先生)
息切れを生じる主な病気・・・心不全、貧血、慢性閉塞性肺疾患(たばこ肺)、膠原病等
<症状> 身体の酸素濃度が低下、肺がうまく働かなくなり予備力が低下。
COPD(たばこ肺)では肺が大きくなって、心臓が滴状心といわれ るように細長くなる。肺の細胞が破壊され、息が吐きにくくなって、 肺が膨張して戻らなくなる。
運動することで身体に弱い炎症が起こる。普段あまり運動をしていないと、少しの運動
で炎症反応が急激に高くなる。持続性運動を行なうことで順応反応が起こり、炎症を
抑える。
COPDにおける負のスパイラル(呼吸困難→出不精→身体能力の低下→抑
うつ)から抜け出すために、日常できる軽い運動、呼吸を意識した運動がとても
大切である。
「心・息・動」を重んじる八段錦、太極拳は心、体を養う方法としてとても良いものです。
講演 2. 楊名時八段錦・太極拳で生き生きと ! ! (楊 慧 先生)
十字手から起勢までと、第一段錦を行ないました。
姿勢は背筋、首筋を伸ばし力を抜くこと。鼻から吸って鼻から吐く、深く長い呼吸を
心がけるなど、基本を確認しました。
講演 3. 攻めの養生法としての呼吸法 (帯津 良一 先生)
体を労わり、病気を防ぐ守りの養生ではなく、日々内なる生命場のエネルギーを高め、
外に対しては粋に生きる攻めの養生が大切であると話されました。
講演 4. たくましく生きるための呼吸 (本間 生夫 先生)
呼吸で心を癒し、体をリラックスさせる一つの方法として<ラッタッタ呼吸体操>を紹介
されました。東北の小学校で実演されたビデオに合わせ、会場の皆さんで楽しく実践し
ました。
(報告: H.S.& R.M.)
2014年11月8日土曜日
ホームページのリニューアルについて
本日より、 「湖西太極拳クラブ」ホームページはブログサイトとしてリニューアルしました。
これまでに当ホームページでは、活動報告を中心に更新を行なって参りました。
今回ブログへ移行することで、 メンテナンス性の向上をはじめ、皆さんからの意見・感想をより手軽に受け付けられるようになりました。
是非、 記事へのコメントをお寄せください。
なお、お気に入りやブックマークへ登録されていた方はお手数ですが、改めて登録をお願いします。今後とも、湖西太極拳クラブをよろしくお願いします。
2014年7月13日日曜日
大阪支部の研修会に参加して
7月13日に大阪グランキューブにて楊慧先生、玲奈先生をお招きしての研修会がありました。
滋賀県支部からは支部長と古川副支部長が参加されました。
ワンポイントレッスンとして気功第八段錦が取り上げられました。
・ 始める前に肩幅に足を開く動作は、楊名時先生が望まれた心を調える形であることを承知して おいてほしい。
・ 軽い爪先立ち→しっかりと→肛門を締める
・ 足裏湧泉に意識を向ける。
・ 回数は3回とし、1 軽い直立 2 小さい屈折 3 沈み込み とする。(ただし無理をしないこと)
慧先生のお話
・ 太極拳とは太極という極のないもの(自然)と調和する術(拳)を身につけるもの。
・ 楊名時太極拳の師範審査を受けるということは、少なくとも10年、先生と共に歩んできた年月が あり、推薦した先生との間で育まれた心を大切にするということです。その年月は技だけでなく 心を繋いだものとして認識してほしい。
玲奈先生のお話
丁寧な動作は呼吸が調ってしなやかになる
↓
心を穏やかにする
↓
太極拳の動作をより意識してすると、深い呼吸が無理なく訓練できる
24式太極拳は世界で一番できる人が多い健康法であり、これは凄いことであり誇りに思う。
楊名時太極拳には皆が繋がる方法として、外から丸を作る(技を磨く)方法と、中心をしっかり決 める(心を磨いて技に映す)方法がある。
古川 裕子
滋賀県支部からは支部長と古川副支部長が参加されました。
ワンポイントレッスンとして気功第八段錦が取り上げられました。
・ 始める前に肩幅に足を開く動作は、楊名時先生が望まれた心を調える形であることを承知して おいてほしい。
・ 軽い爪先立ち→しっかりと→肛門を締める
・ 足裏湧泉に意識を向ける。
・ 回数は3回とし、1 軽い直立 2 小さい屈折 3 沈み込み とする。(ただし無理をしないこと)
慧先生のお話
・ 太極拳とは太極という極のないもの(自然)と調和する術(拳)を身につけるもの。
・ 楊名時太極拳の師範審査を受けるということは、少なくとも10年、先生と共に歩んできた年月が あり、推薦した先生との間で育まれた心を大切にするということです。その年月は技だけでなく 心を繋いだものとして認識してほしい。
玲奈先生のお話
丁寧な動作は呼吸が調ってしなやかになる
↓
心を穏やかにする
↓
太極拳の動作をより意識してすると、深い呼吸が無理なく訓練できる
24式太極拳は世界で一番できる人が多い健康法であり、これは凄いことであり誇りに思う。
楊名時太極拳には皆が繋がる方法として、外から丸を作る(技を磨く)方法と、中心をしっかり決 める(心を磨いて技に映す)方法がある。
古川 裕子
2014年5月11日日曜日
支部交流会にて
2014年5月11日、野洲市総合体育館で滋賀県支部交流会が行われました。
支部が設立されて2年になりますが、今回は百花拳に力を入れた内容となりました。
地区別に2班に分かれての演舞、お互いに2階席から見学することができて、とても良かったという声が多かったです。事前に各クラスで練習を重ねた成果も出たようです。
支部が設立されて2年になりますが、今回は百花拳に力を入れた内容となりました。
地区別に2班に分かれての演舞、お互いに2階席から見学することができて、とても良かったという声が多かったです。事前に各クラスで練習を重ねた成果も出たようです。
2013年12月3日火曜日
2013年度審査会 in 大津&京都
今年度の審査会が11月23日に大津、12月3日に京都において行われました。
両会場とも緊張感漂う雰囲気の中、準師範・指導員の審査に臨まれた方々の落ち着いたリードに合わせ、奥伝・中伝・初伝審査の方々もしっかり動いておられ、和(輪)が感じられる演舞でした。 お一人おひとりの稽古の積み重ねが、成果となってあらわれていたと思います。
講評の後の言葉として、大津会場では『 心・息・動 を心がけて、少しでも長く太極拳を続けていってください。』と。 京都会場では『今年の箱根研修でお聞きした 慈眉善目・眉開眼笑 について』お話をさせていただきました。
太極拳を長く続けていると、柔らかく穏やかな顔になる。 また、そのような表情で演舞することにより、肩の力が抜けてまろやかでバランスの良い美しい(=しなやかな)動きになる。 さらには、そのしなやかさが、楊名時健康太極拳が目指す 『健康・友好・平和』 へとつながっていくのだと、今回の審査立会いをさせていただいて、より実感できました。
審査を受けられた皆様、本当にお疲れ様でした。
謝謝
両会場とも緊張感漂う雰囲気の中、準師範・指導員の審査に臨まれた方々の落ち着いたリードに合わせ、奥伝・中伝・初伝審査の方々もしっかり動いておられ、和(輪)が感じられる演舞でした。 お一人おひとりの稽古の積み重ねが、成果となってあらわれていたと思います。
講評の後の言葉として、大津会場では『 心・息・動 を心がけて、少しでも長く太極拳を続けていってください。』と。 京都会場では『今年の箱根研修でお聞きした 慈眉善目・眉開眼笑 について』お話をさせていただきました。
太極拳を長く続けていると、柔らかく穏やかな顔になる。 また、そのような表情で演舞することにより、肩の力が抜けてまろやかでバランスの良い美しい(=しなやかな)動きになる。 さらには、そのしなやかさが、楊名時健康太極拳が目指す 『健康・友好・平和』 へとつながっていくのだと、今回の審査立会いをさせていただいて、より実感できました。
審査を受けられた皆様、本当にお疲れ様でした。
謝謝
(松田・赤崎)
2013年5月26日日曜日
「絆」を感じた大輪の百花拳(滋賀支部交流会)
滋賀県支部設立大会から、はや1年。
どしゃ降りの昨年とは、打って変わった輝く琵琶湖を渡って会場である野洲市総合体育館に到着です。
竹内支部長の挨拶に三百十二名の「你好」が元気よく答えて開会。稽古要締に沿って進行します。 全員での二十四式太極拳も体育館いっぱいに広がつて、のびのびと行いました。
休憩をはさんで今回の目玉の一つアトラクションの表演です。 たおやかな「Any3 T ai ch」溌刺とした「梅花扇」、勇壮な「鞭杵」、優雅な「双扇」。 とりわけ「双扇」は二つの別チームがこの日の為にスケジュールを調整して練習を重ねてくださったとの事。 蝶が舞う様な美しさが忘れられません。
もう一つの目玉は全員で行う百華拳です。 滋賀県支部は県内を四つの地区に分割して組織調整を行っておりますが、全円の九十度ずつを各地区が担う事で各地区の地区長、指導者の協力を得てスムーズに配置完了。 体育館を覆う六重の大輪が花開く様は進行役として外野に立つていた私が思わず途中参加したほどの一体感!
一人上段から眺める事のできた竹内支部長の忙しかった一年をねぎらうに充分だつた事でしょう。 役員会からの宿題となっていた百華拳をきちんと伝えてくださつた指導者の方々、役員の皆さん、そして遠くから参加して下さった会員の皆様のおかげでつつがなく会も終了。
帰りのバスの中、初めて参加された方が「指導者の皆さんも、役員さんも、仲がいいんですねえ」と言ってくださいました。 「絆」の第一歩は、そんなところから始まっていたのかもしれませんね。
どしゃ降りの昨年とは、打って変わった輝く琵琶湖を渡って会場である野洲市総合体育館に到着です。
竹内支部長の挨拶に三百十二名の「你好」が元気よく答えて開会。稽古要締に沿って進行します。 全員での二十四式太極拳も体育館いっぱいに広がつて、のびのびと行いました。
休憩をはさんで今回の目玉の一つアトラクションの表演です。 たおやかな「Any3 T ai ch」溌刺とした「梅花扇」、勇壮な「鞭杵」、優雅な「双扇」。 とりわけ「双扇」は二つの別チームがこの日の為にスケジュールを調整して練習を重ねてくださったとの事。 蝶が舞う様な美しさが忘れられません。
もう一つの目玉は全員で行う百華拳です。 滋賀県支部は県内を四つの地区に分割して組織調整を行っておりますが、全円の九十度ずつを各地区が担う事で各地区の地区長、指導者の協力を得てスムーズに配置完了。 体育館を覆う六重の大輪が花開く様は進行役として外野に立つていた私が思わず途中参加したほどの一体感!
一人上段から眺める事のできた竹内支部長の忙しかった一年をねぎらうに充分だつた事でしょう。 役員会からの宿題となっていた百華拳をきちんと伝えてくださつた指導者の方々、役員の皆さん、そして遠くから参加して下さった会員の皆様のおかげでつつがなく会も終了。
帰りのバスの中、初めて参加された方が「指導者の皆さんも、役員さんも、仲がいいんですねえ」と言ってくださいました。 「絆」の第一歩は、そんなところから始まっていたのかもしれませんね。
(古川裕子)
2013年5月7日火曜日
指導者研修会 in 箱根
第31回指導者研修会が5月6・7日に箱根にて行われ、361名の参加者のうち125名が師範審査に臨みました。
滋賀からは、野洲の新冨師範に付き添っていただき、重山準師範と赤崎の2名が審査を受けました。
両日とも好天に恵まれ、会場となったレイクアリーナからは白い雪におおわれた美しい富士山が望め、まるで私たちにエールを送ってくれているかのようでした。
その光景にうっとりしているうちに気持ちも癒され、不思議と緊張感がほぐれていきました。
第一日目は、午後2時集合。 開会式に続いて、楊慧先生のご指導により立禅〜24式太極拳、そして百花拳を二度行いました。 「太極拳五則(心息動・・)や基本五カ条(平目平視・・)を心がけて動いてください。」のお話通り、おひとりお一人が自分自身の良さを活かしながら、“和”を大切にした演舞に感動しました。 夕食後の交流会では、各支部代表の方のユーモアを交えながらの支部紹介、そして中野完二先生からは、「慈眉善目」「眉開眼笑」などのお話をうかがいました。 確かに、眉の間を自然に開くと笑ったような優しい目になり、柔和な顔つきになりますね。 心がけたいです。
第二日目、まずはアリーナ前広場での早朝練習(午前6時半〜)。 朝のひんやりとした空気が心地よく、鳥の声を聞きながら伸びやかに体を動かしました。 朝食後、全体練習に続いて師範審査が始まりました。 125名を三つのグループに分けて行われ、私は最後のCグループ。 ABグループの皆さんの演舞はよく揃っていて素晴らしく、その動きを見ながらもう一度ポイントを確認することができました。
そしていよいよ名前が呼ばれ指定された位置に。 やや緊張の礼のあと、自然立ちから十字手へ。 進むにつれ少しずつ緊張がほぐれ、その後は周りの皆さんの・・(スッと伸びた背中・安定した骨盤としなやかな腰の回転・手足のバランスのとれた重心移動など)・・ゆったりした動きに合わせて、私もほぼ平常心で気持ちよく動けたと思います。 そして発表!「全員合格です!」の言葉にたくさんの拍手がおこり、とても嬉しい気持ちになりました。 午後の講義では、進先生から「尾閭中正」について、慧先生から「有形の宝・無形の宝」などのお話がありました。
大自然の中で行われた研修会。 多くの皆さんの温かさに触れながら、大好きな太極拳が思いっきりでき、とても充実した二日間でした。
太極拳を始めて14年目。これまで何度かへこたれそうになりながらも(仲間の温かさや家族の協力に助けられ)続けてこられて本当に良かった!と実感できた箱根研修でもありました。 古川先生はじめ、先輩方、そしてこれまで一緒に歩んできた仲間たちに心から感謝です。 この気持ちを大切にしながら、少しでも周りの方の健康のお手伝いができたらと考えています。 そのためにはまず自分の健康に心がけ、楊名時健康太極拳の『心と技』をこれからも、ゆっくり楽しく学び続けて行きたいと思っています(^人^)
第一日目は、午後2時集合。 開会式に続いて、楊慧先生のご指導により立禅〜24式太極拳、そして百花拳を二度行いました。 「太極拳五則(心息動・・)や基本五カ条(平目平視・・)を心がけて動いてください。」のお話通り、おひとりお一人が自分自身の良さを活かしながら、“和”を大切にした演舞に感動しました。 夕食後の交流会では、各支部代表の方のユーモアを交えながらの支部紹介、そして中野完二先生からは、「慈眉善目」「眉開眼笑」などのお話をうかがいました。 確かに、眉の間を自然に開くと笑ったような優しい目になり、柔和な顔つきになりますね。 心がけたいです。
第二日目、まずはアリーナ前広場での早朝練習(午前6時半〜)。 朝のひんやりとした空気が心地よく、鳥の声を聞きながら伸びやかに体を動かしました。 朝食後、全体練習に続いて師範審査が始まりました。 125名を三つのグループに分けて行われ、私は最後のCグループ。 ABグループの皆さんの演舞はよく揃っていて素晴らしく、その動きを見ながらもう一度ポイントを確認することができました。
そしていよいよ名前が呼ばれ指定された位置に。 やや緊張の礼のあと、自然立ちから十字手へ。 進むにつれ少しずつ緊張がほぐれ、その後は周りの皆さんの・・(スッと伸びた背中・安定した骨盤としなやかな腰の回転・手足のバランスのとれた重心移動など)・・ゆったりした動きに合わせて、私もほぼ平常心で気持ちよく動けたと思います。 そして発表!「全員合格です!」の言葉にたくさんの拍手がおこり、とても嬉しい気持ちになりました。 午後の講義では、進先生から「尾閭中正」について、慧先生から「有形の宝・無形の宝」などのお話がありました。
大自然の中で行われた研修会。 多くの皆さんの温かさに触れながら、大好きな太極拳が思いっきりでき、とても充実した二日間でした。
太極拳を始めて14年目。これまで何度かへこたれそうになりながらも(仲間の温かさや家族の協力に助けられ)続けてこられて本当に良かった!と実感できた箱根研修でもありました。 古川先生はじめ、先輩方、そしてこれまで一緒に歩んできた仲間たちに心から感謝です。 この気持ちを大切にしながら、少しでも周りの方の健康のお手伝いができたらと考えています。 そのためにはまず自分の健康に心がけ、楊名時健康太極拳の『心と技』をこれからも、ゆっくり楽しく学び続けて行きたいと思っています(^人^)
(赤崎)
2013年4月7日日曜日
京都支部研修会
4月7日、初めての京都支部研修会が、218名の参加者が集まり盛大に行われました。
研修会第一部の楊慧先生のお話では、楊先生御一家が京都に深いご縁があり、楊名時先生が京都大学で学ばれていたことや、楊進先生が幼少期を京都で過ごされていたことなど、私たちにとって楊名時太極拳を身近に感じるお話をしていただきました。
第二部では、八段錦、太極拳二十四式、そして最後に百花拳を全員でおこないました。 楊慧先生にご指導をいただきながら太極拳を楽しんでいると、気がつけば終了の時間となっていました。 非常に有意義で今後につながる素晴らしい研修会になりました。
研修会第一部の楊慧先生のお話では、楊先生御一家が京都に深いご縁があり、楊名時先生が京都大学で学ばれていたことや、楊進先生が幼少期を京都で過ごされていたことなど、私たちにとって楊名時太極拳を身近に感じるお話をしていただきました。
第二部では、八段錦、太極拳二十四式、そして最後に百花拳を全員でおこないました。 楊慧先生にご指導をいただきながら太極拳を楽しんでいると、気がつけば終了の時間となっていました。 非常に有意義で今後につながる素晴らしい研修会になりました。
(堤高司)
2013年3月15日金曜日
建仁寺 両足院にて
3月15日(金)、少し肌寒い朝となりましたが、京都・四条の建仁寺両足院ヘ太極拳と坐禅のコラボを楽しみに行ってきました。
開始を待つあいだに、両足院の周り縁側に出て暖かい日差しにひなたばっこをしつつ、美しいお庭を拝見しました。
庭木の剪定をされる庭師さんの隣で、カラスが同じように枝をくちばしでくわえて、庭師さんの真似事のようなことをしていました。静かで平和です。 太極拳から始まり、古川先生から、参加された皆さんに太極拳と坐禅について、太極拳も動く禅といわれていることや、調身、調息、調心等について、やわらかくお話がありました。 そのあと、最初に縦のスワイショウで身体をほぐし、第二段錦の騎馬立ちの練習をして、横のスワイショウに引き続き、二十四式を通しました。 部屋内の畳の上で、正面に庭を見つつ動きました。
休憩をはさんで、古川先生から「せっかく参加したのだから、何か一つでも皆さんに覚えて帰ってもらって、こんなのでしたと言っていただけるように」『単鞭』を完成させましょう!」とのことで、部分稽古のようにやってみました。 左右の単鞭を練習しましたが、稽古の中でも、右手鈎手はよくすることはあっても、左手の鈎手の単鞭はあまりない(下勢独立のときに少しある感じ)ので、違和感とも新しい感覚ともいった感じでした。
古川先生の説明は、難しい単語はあまりなく、太極拳について好んでする人にはかなわない、それより、楽しんでする人にはかなわないというようなお話もありました。
前半の太極拳を終わって、後半の坐禅では、副住職の方から①すわり方②手の組み方③呼吸の順に説明がありました。 呼吸は楽に長く鼻からゆっくり吐き、丹田に集中しましょう、眼はつむらず、半眼で。つむると頭が勝手に色々なことを考えてしまいます、と。
調身(からだをすわらせ・・・腰をグッとつっ立ててうしろ頸を伸ばして顎をひく)、調息(息をすわらせ・・・丹田に)、調心(こころを すわらせる・・・精神を集中して、三昧にはいる。)の話を前半の古川先生の太極拳のお話と同じように話され、その中身がよく似ているというか、基本的に同 じことに少しビックリ、感動しました(当たり前なのかもしれません。)
坐禅では、頭になにも浮かべないのは無理、思い浮かぶのは自然で、浮かんできてもそれにこだわらず、さらっと受け流し、ポイッと捨てる。 ただ、息を吐く回数を数える(数息)だけ。 ゆったりと静かに呼吸をととのえ、その息を数えて1から10で、10になったら、またもとの1にもどって数える。 それをなんべんも繰り返していく。(吐く息をヒトーと長く数え、次に吸う息をツーと数える) 途中で忘れてしまったら、また1に戻って数えはじめましょうとのことです。
午前中の短い時間でしたが、とても贅沢な動く禅と静かな禅を体現してよかったです。また機会があれば経験を深めたいです。
開始を待つあいだに、両足院の周り縁側に出て暖かい日差しにひなたばっこをしつつ、美しいお庭を拝見しました。
庭木の剪定をされる庭師さんの隣で、カラスが同じように枝をくちばしでくわえて、庭師さんの真似事のようなことをしていました。静かで平和です。 太極拳から始まり、古川先生から、参加された皆さんに太極拳と坐禅について、太極拳も動く禅といわれていることや、調身、調息、調心等について、やわらかくお話がありました。 そのあと、最初に縦のスワイショウで身体をほぐし、第二段錦の騎馬立ちの練習をして、横のスワイショウに引き続き、二十四式を通しました。 部屋内の畳の上で、正面に庭を見つつ動きました。
休憩をはさんで、古川先生から「せっかく参加したのだから、何か一つでも皆さんに覚えて帰ってもらって、こんなのでしたと言っていただけるように」『単鞭』を完成させましょう!」とのことで、部分稽古のようにやってみました。 左右の単鞭を練習しましたが、稽古の中でも、右手鈎手はよくすることはあっても、左手の鈎手の単鞭はあまりない(下勢独立のときに少しある感じ)ので、違和感とも新しい感覚ともいった感じでした。
古川先生の説明は、難しい単語はあまりなく、太極拳について好んでする人にはかなわない、それより、楽しんでする人にはかなわないというようなお話もありました。
前半の太極拳を終わって、後半の坐禅では、副住職の方から①すわり方②手の組み方③呼吸の順に説明がありました。 呼吸は楽に長く鼻からゆっくり吐き、丹田に集中しましょう、眼はつむらず、半眼で。つむると頭が勝手に色々なことを考えてしまいます、と。
調身(からだをすわらせ・・・腰をグッとつっ立ててうしろ頸を伸ばして顎をひく)、調息(息をすわらせ・・・丹田に)、調心(こころを すわらせる・・・精神を集中して、三昧にはいる。)の話を前半の古川先生の太極拳のお話と同じように話され、その中身がよく似ているというか、基本的に同 じことに少しビックリ、感動しました(当たり前なのかもしれません。)
坐禅では、頭になにも浮かべないのは無理、思い浮かぶのは自然で、浮かんできてもそれにこだわらず、さらっと受け流し、ポイッと捨てる。 ただ、息を吐く回数を数える(数息)だけ。 ゆったりと静かに呼吸をととのえ、その息を数えて1から10で、10になったら、またもとの1にもどって数える。 それをなんべんも繰り返していく。(吐く息をヒトーと長く数え、次に吸う息をツーと数える) 途中で忘れてしまったら、また1に戻って数えはじめましょうとのことです。
午前中の短い時間でしたが、とても贅沢な動く禅と静かな禅を体現してよかったです。また機会があれば経験を深めたいです。
(中西)
2013年3月3日日曜日
2013年関西ブロック春の集い
楊慧先生をお迎えして、2013年関西ブロック春の集いが、大阪国際会議場で催されました。
「本日は晴天なり」の楊名時先生の思い出話から慧先生の話が始まり、「あいおおく」の話など色々な話を聞きました。 次に第二段錦と第五段錦の解説をされた後、皆で一緒に行いました。
その後、二十四式も皆で行いました。 いつもよりは少ない人数のようでしたが、円型の会議室に一杯の人で、あたらないように小さく行いました。 最後に「百花拳」を何重かの円になって行いました。 初めてでついていくのにやっとでしたが、人数が多くないとできないそうで、貴重な体験でした。
機会があったら是非またやってみたいと思いました。
「本日は晴天なり」の楊名時先生の思い出話から慧先生の話が始まり、「あいおおく」の話など色々な話を聞きました。 次に第二段錦と第五段錦の解説をされた後、皆で一緒に行いました。
その後、二十四式も皆で行いました。 いつもよりは少ない人数のようでしたが、円型の会議室に一杯の人で、あたらないように小さく行いました。 最後に「百花拳」を何重かの円になって行いました。 初めてでついていくのにやっとでしたが、人数が多くないとできないそうで、貴重な体験でした。
機会があったら是非またやってみたいと思いました。
(二上和美)
2012年12月10日月曜日
におの浜の会場にて
12月9日、10日に大津と京都で審査が行なわれました。
京都の柳井師範をお迎えし、20名の仲間が緊張しつつもゆっくりと動きを合わせながら、無事に演舞されました。 柳井先生からもお褒めの言葉をいただき、仲間の和を大切に今後とも続けてくださいと励まされました。
初伝を受ける方が多かったのですが、終了後に感想をお聞きすると、「緊張したけど楽しかった!」「大勢で演舞するのは初めてだったので、面白かった。」との声があがりました。
古川先生が初伝の免状を渡されるときに、書き添えられている楊名時先生の言葉をいつも読まれます。 「行いが継続し、歳月が積み重ねられれば、自ずから香ばしい匂い、つまり好い結果が得られる。」
準師範、指導員、奥伝、中伝を受けられた方々も、それぞれに精進の一年を送ってこられたのだと実感できた審査でした。
京都の柳井師範をお迎えし、20名の仲間が緊張しつつもゆっくりと動きを合わせながら、無事に演舞されました。 柳井先生からもお褒めの言葉をいただき、仲間の和を大切に今後とも続けてくださいと励まされました。
初伝を受ける方が多かったのですが、終了後に感想をお聞きすると、「緊張したけど楽しかった!」「大勢で演舞するのは初めてだったので、面白かった。」との声があがりました。
古川先生が初伝の免状を渡されるときに、書き添えられている楊名時先生の言葉をいつも読まれます。 「行いが継続し、歳月が積み重ねられれば、自ずから香ばしい匂い、つまり好い結果が得られる。」
準師範、指導員、奥伝、中伝を受けられた方々も、それぞれに精進の一年を送ってこられたのだと実感できた審査でした。
(村尾)
2012年10月28日日曜日
規範教程研修会
紅葉も始まった10月28日、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で、楊進先生をお迎えし、規範教程研修会が開催されました。
第一部では、太極拳の運動的特長の理論、社会に貢献する為には等のお話、合間に美味しい話題や「立禅はなぜ日本語か?(注)」という興味をそそる話も含まれて、あっという間に時間がたってしまいました。
第二部では、進先生が「体幹を意識しなさい。」と言われ、皆のところを回りながら甩手、野馬分鬃の指導をして下さいました。 進先生が指導される先々にて笑い声が起こり、会場が和やかな雰囲気に包まれました。私も周りの先輩の人達に教わりながら、懸命に甩手を行いました。
電車で帰る途中、雷雨になりましたが、「気持ち良かったね。」と言いながら帰途に着きました。太極拳の奥の深さと仲間の大切さを一層感じた一日でした。
これからも学びながら、お稽古を続けたいと思います。
第一部では、太極拳の運動的特長の理論、社会に貢献する為には等のお話、合間に美味しい話題や「立禅はなぜ日本語か?(注)」という興味をそそる話も含まれて、あっという間に時間がたってしまいました。
第二部では、進先生が「体幹を意識しなさい。」と言われ、皆のところを回りながら甩手、野馬分鬃の指導をして下さいました。 進先生が指導される先々にて笑い声が起こり、会場が和やかな雰囲気に包まれました。私も周りの先輩の人達に教わりながら、懸命に甩手を行いました。
電車で帰る途中、雷雨になりましたが、「気持ち良かったね。」と言いながら帰途に着きました。太極拳の奥の深さと仲間の大切さを一層感じた一日でした。
これからも学びながら、お稽古を続けたいと思います。
(請川)
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