当日は台風も近づきあいにくの雨でしたが、たくさんの師範、準師範の方がお集まりでした。 慧先生は優しく、たおやかなという言葉がぴったりの方で、研修会場は心地よい緊張感とやわらかい空気に包まれていました。
はじめに、「本日、外は雨、台風、梅雨でありますが・・・心の中はいつも晴天で。」と、師家はおっしゃっていました。 太極拳五則の中にあるように、健康,友好、和平を大切に。まず自分自身が健康であること。そして仲間と仲良く。それが平和に繋がるでしょう。 健康のために八段錦、太極拳をひたすら繰り返すことが大切です。 現在は多くの情報を手に入れることがたやすくなりました。 文字として目に入ってくる知識も勿論大切ですが、繰り返し体を動かすことで得られるもの(その日の体の具合など)も大切です。 どちらかに偏ることの無いように、どちらも大切にしましょう。 師家の思いをよりよく理解して伝えていける指導者になって下さい。」といったお話がありました。
その後、八段錦と24式の前半を一つずつ解説していただきながら、稽古しました。 起勢で始めに抱える"気"の球は、24式でずっと繋がるものです。 始めの形を大切にしましょう、等々・・・。 詳しくは、各教室で先生からお話があると思います。
多くの師範、準師範の方々とご一緒に、楊慧先生の研修を受けることができて、貴重な、そして楽しい一日でした。
(松村)