2011年5月29日日曜日

楊 慧先生の師範・準師範研修会に参加して
奈良県王子町地域交流センター

 私は、今回初めて研修会に参加させていただきました。 本やテレビでしか知らなかった慧先生とお目にかかれるということで、とても楽しみに奈良へ向かいました。

 当日は台風も近づきあいにくの雨でしたが、たくさんの師範、準師範の方がお集まりでした。 慧先生は優しく、たおやかなという言葉がぴったりの方で、研修会場は心地よい緊張感とやわらかい空気に包まれていました。

 はじめに、「本日、外は雨、台風、梅雨でありますが・・・心の中はいつも晴天で。」と、師家はおっしゃっていました。 太極拳五則の中にあるように、健康,友好、和平を大切に。まず自分自身が健康であること。そして仲間と仲良く。それが平和に繋がるでしょう。 健康のために八段錦、太極拳をひたすら繰り返すことが大切です。 現在は多くの情報を手に入れることがたやすくなりました。 文字として目に入ってくる知識も勿論大切ですが、繰り返し体を動かすことで得られるもの(その日の体の具合など)も大切です。 どちらかに偏ることの無いように、どちらも大切にしましょう。 師家の思いをよりよく理解して伝えていける指導者になって下さい。」といったお話がありました。

 その後、八段錦と24式の前半を一つずつ解説していただきながら、稽古しました。 起勢で始めに抱える"気"の球は、24式でずっと繋がるものです。 始めの形を大切にしましょう、等々・・・。 詳しくは、各教室で先生からお話があると思います。

 多くの師範、準師範の方々とご一緒に、楊慧先生の研修を受けることができて、貴重な、そして楽しい一日でした。

(松村)

楊 慧先生の師範・準師範研修会

2011年5月7日土曜日

第29回指導者研修会

 5月6、7日に箱根で第29回指導者研修会が行われ、湖西太極拳クラブから松田、村尾の2名が古川師範の付き添いで参加しました。

 第一日目の午後1時半にレイクアリーナ箱根で開会式があり、そのあと楊進先生、楊慧先生をはじめ諸先生方の指導のもと研修が始まりました。 八段錦、24式太極拳の他に対面式太極拳、百華拳を行いました。対面式では進先生先導のグループが不老拳、慧先生先導のグループが百華拳を向かい合って演舞するというものでした。 初めての経験に戸惑いながらも、大勢で演舞する醍醐味を味わうことができました。 夕食後の交流会では各支部の代表の方々からの報告を聞きました。 特に福島支部のお二人は自ら避難所におられながらも、被災者の健康のため各地を回られて指導されているとお聞きし、心打たれました。 困難なときほど同心協力の思いが大切なのだと思いました。

 第二日目は午前6時半から山の静かで爽やかな空気に包まれ、鳥の声を聴きながらの早朝練習に参加しました。 そしていよいよ師範審査。今年は280人の参加者のうち99人が審査を受けました。 進先生、慧先生の目の前で、多くの師範の方々の注視の中で33人ずつ3グループに分かれて、ピンと張り詰めた雰囲気に呑まれそうになりながら、ドキドキの(修行が足りない!)演舞でした。 終了後、進先生からの講評を受け、「全員合格!」の声に皆の歓声があがりました。 その後も午後3時まで研修は続き、本当に太極拳三昧の2日間でした。 太極拳を始めた頃を思い出し、自分が師範審査を受けるまで続けてこられたことに感無量です。 これも古川先生と、一緒にやってきた仲間のおかげです。 本当にありがとうございました。

謝謝

(村尾)

第29回指導者研修会1